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 長野県茅野市北東にある蓼科高原 は、長野県と山梨県の境にある八ヶ岳の西麓に広がる高原です。その標高は900m~1800mで古くは湯治場として知られていました。現在は避暑地としての方が有名な蓼科ですが、武田信玄が戦で負傷した兵士たちを癒したという伝説が残る「信玄の隠し湯」など、古くは中世からの歴史を誇る温泉が随所にある、一大温泉郷でもあるのです。

 大正から昭和初期にかけ、その温泉の効果・高原の清涼な空気・明るい陽射し・からっと乾燥したした気候…etcが、虚弱体質児の療育に効果があることが実証され、保養施設や医学関係者の別荘が建てられました。これが、保養地としての蓼科高原の始まりです。そして昭和27年、人口の蓼科湖が完成。観光地としての蓼科高原は、ここから始まります。
 
 中央道諏訪ICを出て、白樺湖・蓼科高原の道路案内に従って茅野市街地を抜け、麦草峠・佐久穂方面の案内に従って進むといつしか道路の表示が国道299号線(メルヘン街道)に変わります。長野県茅野市から埼玉県入間市を結ぶ国道299号線は最高地点(標高2127m)麦草峠を挟んで茅野市方面には蓼科高原、佐久穂町方面には八千穂高原となります。北八ヶ岳・南八ヶ岳の登山や白駒の池などトレッキングに最適です。(冬期間は通行止め)
 
 茅野市の中心街を抜け、里山をすぎると道路は蓼科高原の別荘地内へと入っていきます。別荘地の高低差は1100mから1700mで、シーズンになると多くのサイクリストで賑わいます。途中の標高1600m付近で奥蓼科温泉郷へ進むと当局のシャックがあります。(JCC: 0914, GL: PM96DA, ZONE: 25)
 背景の写真は当局から徒歩15分で行ける御射鹿池(ミシャカイケ)で、日本画家、東山魁夷の『緑響く』や女優吉永小百合が出演したSHARPのCM撮影地です。(白馬はおりません!)
         『緑響く』
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     『御射鹿池』
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